[2001.02.01]
  わずかに感傷的な明日への事象_1


 ▼SEGAを応援してくださるみなさんへ(株式会社セガ)
  http://www.sega.co.jp/sega010131.html


 正式な発表があったので,正式にへこんでみようと思ったが…,セガから発表された6ページにわたる説明書きは,なんとも,感傷的にさせるものだった。ビジネスと感傷の間で,ユーザーと,開発者たちの想いは,どんなだったろう。

 「本日,セガは大きな決断をしました。…セガは,ドリームキャストの製造を中止し,さらに,ドリームキャストを最後に新規ハードの研究開発をやめることを決断しました。…今回の決断は悲しい出来事として映ると思いますが,この決断によってセガの精神は生き続けることができ,セガという"DNA"は,今まで以上に広く大きく世界中に拡がっていくことになるのです。…セガが「世界一のコンテンツプロバイダー」としてコンテンツ事業に特化していく以上,"本気"でそのすべてに取り組んでいきます。そして,世界中の"ゲームを愛する人"にセガの素晴らしいゲームをとどけ,セガの魅力を知っていただけるよう全力を尽くしてまいります。 」

 セガ社が19年に渡ったコンシューマーゲームハードを手放す決断は,やっぱり長嘆の想いを残すものだった。ドリキャスに限らず,なんらかのセガハードを手にした人たちにとって,プレステ2で動くセガのゲームは,壁,を感じるものだ。違う,その決断は,大切ななにかを忘れている,なにか間違っている。だが,それしか生き残る術はなかった。800億円をかけても(ZDIIの記事),その歴史に幕をおろすほうを選択した。…それは,間違ってはいないことなのだが。

 悲しむべきは,あまりにもタイミングが悪すぎたことだ。今,ドリキャスのソフトはいちばん豊かな実りの時にある。この発表によって,ファンタシースターオンライン(PSO)に来たはずであった人たちが,来ずに終わってしまうだろう。2月から米国とヨーロッパでもPSOが発売される。私は,もっと欧米のユーザーと冒険に出たいと思っている。だが,この発表はその数を大きく減らしてしまうだろう。そして他のこれから発売されるドリキャスに最適化されたゲームについても,同様のことが起きてしまう…。…それは,辛く,哀し過ぎる。2年間も,ドリキャスを愛して,ドリキャスを最高のハードとして開発にいそしんでいる開発者たちの無念はあまりにも痛く感じる。他のプラットフォームで作ればいいだろうとドリキャスを捨てた人たちは云う。でも,違うんだ。セガはこの決断によって,最終的に勝つだろう(断言)。だが,それでも…。つづく。


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